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お風呂・浴室リフォームの費用相場【2026年版・ユニットバス/在来工法/サイズ別】施工管理8年が解説

お風呂・浴室リフォームの費用相場を施工管理8年・積算実務の視点で解説。ユニットバス交換・在来工法からの変更・サイズアップ・浴室乾燥機追加の目安、見積書の内訳の見方、相見積もりで損しないコツまでまとめました。

森田 健 二級建築士 監修

ゼネコン施工管理8年|二級建築士

・ 2026-06-25 更新 ・ 読了 約13分

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お風呂リフォームは、「ユニットバス本体の値段」だけを見ていると見積もりを読み違えます。同じ本体でも、既存が「ユニットバスか在来工法か」、サイズ変更や土間コンクリート工事の有無で総額が数十万円単位で変わるからです。私はゼネコンで施工管理を8年担当し、積算・見積書の確認を現場で行ってきました。その視点で、浴室リフォームの費用が「どこで決まるのか」を内訳まで分解して解説します。

📌 結論(先に書きます)

  • 浴室リフォームの費用目安は、ユニットバス同士の交換で60〜120万円、在来工法(タイル張り)からユニットバスへの変更で80〜150万円程度(いずれも一般的な目安)
  • 総額は「ユニットバスのグレード+既存浴室の種類(UB/在来)+サイズ変更や土間工事の有無」で決まる
  • 見積書は「本体・解体撤去・設置・給排水・電気・土間/基礎・諸経費」の内訳が分かれているかをチェック
  • 相見積もりは「同じ本体グレード・同じサイズ条件」で揃えて取るのが鉄則

この記事では、浴室リフォームを検討している方が抱きやすい次の疑問に答えます。

  • お風呂リフォームの費用は工事内容ごとにいくらが目安か
  • ユニットバスのグレード・サイズでどれだけ変わるか
  • 在来工法(タイル風呂)からの変更がなぜ高くなるのか
  • 見積書のどこを見れば「適正価格」か判断できるか
  • 相見積もりで損しないための具体的なコツ

なお本記事の金額はあくまで一般的な目安です。建物の状態・地域・グレードで変動するため、実際の費用は現地調査を受けた上で複数社の見積もりで確認してください。

お風呂リフォームの費用相場【工事内容別の目安】

結論として、浴室リフォームの費用は「ユニットバス同士の交換」か「在来工法からの変更」か、そして「サイズ変更を伴うか」で大きく分かれます。

工事内容別の費用目安を整理します。

工事内容費用目安主な内容
ユニットバス→ユニットバス交換60〜120万円既存UB解体+新UB設置
在来工法→ユニットバス80〜150万円タイル解体・土間/基礎調整・UB設置
ユニットバスのサイズアップ100〜180万円壁の移動・土間工事を伴う
在来工法のまま部分補修20〜80万円タイル張り替え・防水のやり直し
浴室乾燥機・暖房の追加+10〜25万円機器本体・電気配線

※すべて一般的な目安。建物の状況・グレード・地域で変動します。

ユニットバス同士の入れ替えなら工事は2〜4日程度で収まることが多いですが、在来工法からの変更やサイズアップになると、タイルの解体・土間(基礎)の調整・配管移設が加わり、費用も工期も跳ね上がります。

水回り全体(キッチン・トイレ・洗面)とまとめて検討している方は、水回りリフォームの費用相場も合わせて確認してください。

ユニットバスのグレード・サイズで費用はどう変わるか

結論:ユニットバスは「エントリー→ミドル→ハイ」のグレードと「0.75坪→1坪→1.25坪」のサイズで本体価格が大きく変わります。

グレード別の本体価格目安

  • エントリーグレード:30〜60万円(標準的な保温浴槽・基本機能)
  • ミドルグレード:60〜90万円(高断熱浴槽・節水シャワー・床のひやっと軽減など)
  • ハイグレード:90〜150万円以上(肩湯・浴室テレビ・デザイン壁パネルなど)

サイズ別の傾向

ユニットバスは「1216(0.75坪)」「1616(1坪)」「1620(1.25坪)」といった寸法表記でサイズが分かれます。サイズが大きいほど本体価格は上がり、さらに壁を動かす工事が必要になればその分の費用が加わります。

注意したいのは、本体の「定価」と「値引き後価格(掛け率)」です。メーカー定価が同じでも、業者の仕入れ掛け率で見積額は変わります。相見積もりでは「型番・サイズ」を揃えて、各社の本体価格を比べると差が見えてきます。

なぜ「在来工法(タイル風呂)からの変更」は高くなるのか

結論:タイル張りの在来浴室をユニットバスにする工事は、本体設置だけでなく「タイル・壁・天井の全解体・土間コンクリートの調整・防水と配管のやり直し」が必要になるため高くなります。

在来工法の浴室をユニットバス化する場合、次の工程が発生します。

  1. 既存のタイル・壁・天井・浴槽の全解体・撤去
  2. 床下(土間)の状態確認・コンクリートの斫り(はつり)や打ち直し
  3. 給排水管の位置をユニットバス用に移設
  4. 土台や柱に腐食・シロアリ被害があれば補修
  5. ユニットバスの組み立て・設置
  6. 出入口の建具・周辺内装の調整

ユニットバス同士の入れ替えと違い、全解体と土間・基礎の調整という重い工程が加わるため、80〜150万円程度が目安になります。とくに築年数が古い在来浴室は、解体して初めて土台の腐食やシロアリ被害が見つかることがあり、追加費用につながりやすい部分です。シロアリ対策の費用感はシロアリ駆除・防蟻リフォームの費用相場も参考になります。

このように「本体が同じでも付帯工事で総額が大きく変わる」のが浴室リフォームの特徴です。見積書の内訳を読む力が、適正価格を見抜く鍵になります。

見積書のどこを見れば「適正価格」か分かるか

結論:浴室の見積書は「本体・解体撤去・設置工事・給排水・電気・土間/基礎・諸経費」の項目が分かれているかをチェックします。

積算の現場でよく見る、浴室見積書の典型的な内訳は次の通りです。

項目内容チェックポイント
本体費メーカー・型番・サイズ・定価と掛け率型番とサイズが明記されているか
解体・撤去・処分費既存浴室の解体・廃材処分「一式」でないか
設置・組立工事費ユニットバスの据付数量・単価があるか
給排水工事配管接続・移設移設の有無が明確か
電気工事換気・乾燥・照明の配線容量変更の要否
土間・基礎工事土間調整・防水在来からの変更時に計上されているか
諸経費・現場管理費養生・運搬・管理総額の10〜15%が目安

特に注意したいのが、「浴室リフォーム一式 ◯◯万円」とだけ書かれた見積書です。何にいくらかかっているか分からず、他社と比較できません。必ず内訳を出してもらいましょう。「一式」表記の危うさはリフォーム見積書の”一式”は危険、諸経費・現場管理費の中身は見積書の「諸経費」「現場管理費」とは?で詳しく解説しています。

お風呂リフォームの相見積もりで損しない3つのコツ

結論:相見積もりは「同じ本体型番・サイズで揃える・既存浴室の条件を揃える・追加費用条件を確認する」の3点を押さえると、純粋な工事費の差が見えてきます。

1. 本体の型番・サイズを揃えて見積もりを取る

A社はエントリーの1616、B社はハイグレードの1620で見積もると、総額の差が「工事費の差」なのか「本体グレード/サイズの差」なのか分かりません。希望のメーカー・型番・サイズを決めて、各社に同じ条件で出してもらうのが鉄則です。条件の揃え方はリフォーム相見積もりの取り方で詳しく解説しています。

2. 既存浴室の種類・条件を揃えて伝える

「在来工法か、既存もユニットバスか」で解体・土間工事の量が変わります。各社に同じ前提条件を伝えないと比較できないため、現地調査時に同じ説明をしましょう。

3. 追加費用が発生する条件を聞いておく

「解体したら土台が腐っていた」「シロアリ被害があった」というケースは古い浴室で起こり得ます。追加費用が発生する条件と、その場合の対応フローを事前に確認しておくと安心です。詳しくは工事中の追加費用を防ぐ方法で解説しています。

複数社へ同じ条件でまとめて見積もりを依頼したい方は、一括見積もりサービスを使うと候補集めと比較の手間を減らせます。

リフォームの一括見積もり

※当サイトは費用比較ガイドです。掲載した金額は一般的な目安であり、特定サービスの推薦や金額の保証は行いません。

浴室乾燥機・暖房乾燥機を追加する費用と注意点

結論:浴室暖房乾燥機の追加は本体+工事でおおむね10万〜25万円程度が目安で、電気式かガス温水式か、既存配線・配管の有無で金額が変わります。

「冬の浴室が寒い」「洗濯物を浴室で乾かしたい」というニーズで人気なのが浴室暖房乾燥機です。費用は方式で次のように分かれます。

方式費用の目安(本体+工事)特徴
電気式(後付け・換気扇置き換え)8万〜18万円程度工事が比較的かんたん。乾燥はやや時間がかかる
ガス温水式(暖房・乾燥が早い)15万〜25万円程度給湯器との連携が必要。パワーが強い

ポイントは、換気扇を置き換えるタイプなら工事が軽く済む一方、ガス温水式は給湯器(多機能タイプ)との連携や配管が必要になり、給湯器ごと検討するケースもある点です。電気式でも容量によっては専用回路の電気工事が追加になることがあります。電気工事の費用感はコンセント増設・電気工事の費用相場、給湯器側は給湯器交換の費用相場で整理しています。

浴室リフォーム本体と同時に頼むと、配線や養生を別々に手配せずに済み、単独後付けより割安になりやすいので、ユニットバス交換を検討中なら一緒に見積もりへ含めておくとよいでしょう。

浴室の「寒さ・ひんやり」対策はグレードで変わる

結論:冬場の寒さ・床のひやっと感は、ユニットバスの「断熱浴槽(保温浴槽)」「断熱床(ひやっと軽減床)」「断熱パネル」のグレードで決まります。

浴室の快適性に直結するのが断熱性能です。ミドル以上のグレードでは次のような仕様が選べます。

  • 高断熱浴槽(保温浴槽):お湯が冷めにくく、追い焚きの回数を減らしやすい
  • 断熱床(ひやっと軽減床):足裏の冷たさをやわらげ、乾きやすい素材のものもある
  • 天井・壁の断熱パネル:浴室全体の冷え込みを抑える

これらは本体グレードに含まれることが多く、「エントリーで十分か」「冬の寒さ対策にミドル以上にするか」で本体価格が変わります。寒さの根本対策として浴室の窓に内窓を足す方法もあり、窓まわりの費用は内窓・二重窓の後付け費用相場、断熱全体の考え方は断熱リフォームの費用相場で解説しています。寒さ対策をどこまでやるかは、住んでいる地域と予算で判断するとよいでしょう(効果の体感には個人差があり、当サイトは効果を保証するものではありません)。

よくある質問(FAQ)

Q. お風呂リフォームの工期はどのくらいですか? A. ユニットバス同士の交換なら2〜4日が目安です。在来工法からの変更やサイズアップは1週間程度かかることもあります。工事中はお風呂が使えないため、近所の入浴施設の利用も想定しておきましょう。あくまで一般的な目安で、建物の状況により変わります。

Q. 在来工法の浴室は、必ずユニットバスにしないといけませんか? A. いいえ。タイルの張り替えや防水のやり直しなど、在来工法のまま部分補修する選択肢もあります(目安20〜80万円)。ただし断熱性や掃除のしやすさはユニットバスが有利な傾向です。予算と目的に合わせて選びましょう。

Q. お風呂リフォームで使える補助金はありますか? A. 高断熱浴槽など省エネ性能の高い設備や、手すり設置・段差解消などの介護目的のバリアフリー化では補助金・助成の対象になる場合があります。制度は年度・自治体で変わるため、詳しくはリフォーム補助金の使い方、介護目的の場合は介護・バリアフリーリフォームの費用を確認してください。

Q. マンションでも浴室をサイズアップできますか? A. マンションは壁・床の構造や配管スペース、管理規約の制約でサイズ変更が難しい場合があります。可否は現地調査と管理規約の確認が必要です。詳しくはマンションリフォームの注意点を参照してください。

Q. 「相場より安すぎる見積もり」は飛びついていいですか? A. 安さの理由を確認しないまま選ぶのは危険です。必要な解体・土間工事が抜けている、グレードが落とされている、追加工事で後から膨らむといった可能性があります。詳しくは相場より安すぎる見積もりは危険?で解説しています。

まとめ:浴室の費用は「本体+既存の種類+付帯工事」で決まる

本記事の要点を整理します。

  • 費用目安はUB同士の交換60〜120万円、在来→UBで80〜150万円(いずれも目安)
  • 本体は「エントリー→ミドル→ハイ」と「サイズ」で大きく変わる
  • 在来工法からの変更は全解体・土間・配管移設が加わるため高い
  • 見積書は「本体・解体・設置・給排水・電気・土間/基礎・諸経費」の内訳をチェック
  • 相見積もりは本体型番・サイズと既存浴室の条件を揃えて取る

お風呂リフォームは、本体価格だけ見ていると総額を読み違えます。付帯工事まで含めた内訳を、同じ条件で複数社から取ることが、損しないための最大のコツです。

具体的な進め方はリフォーム相見積もりの取り方、見積書の読み方はリフォーム見積書の”一式”は危険、水回り全体の相場は水回りリフォームの費用相場、トイレ単体はトイレリフォームの費用相場で確認してください。

そのリフォーム見積書、相見積もりで比べましたか?

同じ工事でも業者によって金額は大きく変わります。「一式」の中身まで揃えて複数社を比べるのが、損をしない一番の近道です。

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