PR 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。掲載順位・評価は積算実務にもとづく編集部独自基準による一次情報です。

コンセント増設・スイッチ・照明の電気工事リフォーム費用相場|1か所いくら?を施工管理8年が解説

コンセント増設・スイッチ交換・照明取り付けなど電気工事リフォームの費用相場を施工管理8年・積算の視点で解説。1か所あたりの目安、壁内配線の有無で変わる金額、分電盤やアンペア変更、見積書での電気工事の見抜き方と相見積もりのコツまでまとめました。

森田 健 二級建築士 監修

ゼネコン施工管理8年|二級建築士

・ 読了 約11分

※本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。

「コンセントが足りない」「スイッチの位置を変えたい」「照明をLEDのシーリングにしたい」——こうした電気工事は、1か所あたりの単価が小さいぶん、見積書では「一式」でまとめられて中身が見えにくい工事の代表格です。私はゼネコンで施工管理を8年担当し、積算・見積書の確認を現場で行ってきましたが、電気工事は「配線が壁の中をどう通るか」で同じ1か所でも金額が数倍変わる、見落としやすい費目です。

📌 結論(先に書きます):コンセント増設は1か所あたりおおむね5,000〜2万円前後、スイッチ交換は3,000〜1万円前後、照明器具の取り付けは1か所3,000〜1.5万円前後が一般的な目安です。ただし「既存配線から分岐できるか」「壁・天井の中に新たに配線を通す必要があるか」で金額は大きく変わります。

電気工事は、コンセント1つでも「すぐ近くから分岐するだけ」なのか「分電盤から新しい回路を引く」のかで作業量がまったく違います。この記事では、コンセント・スイッチ・照明・分電盤まわりの費用相場と、見積書の見方・相見積もりのコツを、施主目線で丁寧に解説します。

この記事で分かること。

  • コンセント増設・スイッチ・照明の費用相場(1か所あたりの目安)
  • 同じ1か所でも金額が変わる理由(壁内配線・分岐の有無)
  • 分電盤交換・アンペア変更・専用回路の費用目安
  • 電気工事は「資格が必要」な工事である点と業者選びの注意
  • 見積書で電気工事をチェックするポイントと相見積もりのコツ

なお本記事の金額はあくまで一般的な目安であり、住宅の築年数・配線状況・壁や天井の構造で大きく変動します。実際の費用は必ず複数社の見積もりで確認してください。

コンセント増設・スイッチ・照明の費用相場

結論として、電気工事は「器具代+配線の手間」で決まり、1か所あたりの目安は工事内容ごとに次のようになります。

工事内容費用の目安(1か所)主な変動要因
コンセント増設(既存から分岐)5,000〜1万円程度近くに分岐元があるか
コンセント増設(壁内に新規配線)1万〜2万円程度配線距離・壁の解体の有無
コンセントの移設8,000〜2万円程度元の位置と移動距離
スイッチ交換(同位置)3,000〜8,000円程度器具のグレード(人感・調光等)
スイッチ増設・移設8,000〜1.5万円程度配線のやり直し量
照明器具の取り付け(既設の引掛シーリングあり)3,000〜8,000円程度器具代は別
照明の新規取り付け(配線・器具増設)1万〜1.5万円程度配線距離・天井裏の状況

ここに出張費・諸経費が別途数千円〜加算されるのが一般的です。複数か所をまとめて頼むと1か所あたりの単価が下がりやすく、逆に1か所だけだと出張費の比率が高くなって割高に感じやすくなります。

器具本体(コンセントプレート・スイッチ・照明器具)の代金は工事費と別に計上されるのが基本です。特に照明器具は数千円のものから数万円のデザイン照明まで幅が広いため、見積書で「器具代」と「取付工事費」が分かれているかを確認しましょう。

同じ1か所でも金額が変わる理由

ここが電気工事でいちばん分かりにくいポイントです。金額の差は「壁・天井の中に新しく配線を通すかどうか」で生まれます。

コンセントを1つ増やす場合でも、作業内容は大きく2パターンに分かれます。

  • 近くのコンセントから分岐するだけ:壁の中の既存配線から枝分かれさせる。穴あけが最小限で済み、比較的安い
  • 分電盤や離れた場所から新しく配線を引く:壁や天井の中に新規でケーブルを通す。場合によっては壁の一部を開けて復旧する必要があり、高くなる

特に**壁の中に配線が通せない構造(コンクリート壁・断熱材が詰まった壁など)**では、配線を露出させる「モール(配線カバー)」を使うか、壁を一部解体することになり、費用も仕上がりも変わります。見積もりを取るときは「壁の中を通す配線か、露出配線か」を業者に確認しておくと、金額の理由が理解しやすくなります。

また、容量の大きい家電(エアコン・IH・食洗機・電子レンジなど)専用のコンセントは、一般のコンセントと違って分電盤から独立した「専用回路」を引く必要があり、1か所1.5万〜3万円程度が目安です。同じ「コンセント増設」でも、用途によって工事の規模がまったく違う点に注意してください。

分電盤交換・アンペア変更・専用回路の費用目安

家電が増えてブレーカーがよく落ちる場合は、分電盤やアンペア(契約容量)の見直しが必要になることがあります。

工事内容費用の目安補足
アンペア(契約容量)変更工事費数千円〜・基本料金が変わる電力会社への申し込みが必要
分電盤の交換3万〜8万円程度回路数・ブレーカーの種類で変動
専用回路の増設1.5万〜3万円程度エアコン・IH等の大容量家電向け
漏電ブレーカーの増設1万〜3万円程度安全性の向上

アンペア変更は、工事費だけでなく毎月の電気の基本料金が変わる点に注意が必要です(料金は契約プラン・電力会社により異なります)。古い住宅で家電を増やしたいときは、コンセントを増やすだけで足りるのか、分電盤やアンペアごと見直すべきなのかを、業者に診断してもらうと安心です。オール電化など電気容量が大きく関わるリフォームの考え方はオール電化リフォームの費用相場でも解説しています。

電気工事は「資格が必要」な工事

コンセント増設やスイッチ交換のように小さく見える工事でも、屋内配線を扱う作業は電気工事士の資格を持つ人でなければ行えません。

電気工事士法により、コンセントやスイッチの増設・配線工事などは電気工事士の資格が必要と定められています。一見かんたんに見える作業でも、配線を誤ると漏電や火災の原因になるため、DIYで安易に手を出してよい範囲ではありません。

施主側として確認したいのは、見積もりを出す業者が電気工事を「自社の有資格者が行うのか」「下請けの電気工事業者に出すのか」という点です。リフォーム会社経由で頼む場合、電気工事は専門業者へ外注されるのが一般的で、その分の中間マージンが諸経費に乗ることもあります。DIYで対応できる工事とプロに任せるべき工事の線引きはリフォームはDIYとプロどっちが得?でも整理しています。

見積書で電気工事をチェックするポイント

電気工事は「電気工事一式」とまとめられやすく、内訳が見えにくい費目です。次の点を確認しましょう。

  • か所数と単価が書かれているか:「電気工事一式◯◯円」だけだと妥当性を判断できない
  • 器具代と取付工事費が分かれているか:照明器具などはグレードで金額が大きく変わる
  • 配線が「壁内」か「露出(モール)」か:仕上がりと金額に直結する
  • 専用回路・分電盤工事が含まれているか:大容量家電を使う場合は要確認
  • 復旧(壁・天井の補修)費が含まれているか:配線で壁を開けた後の補修が別計上のことがある

特に「一式」表記には注意が必要です。中身が分からないまま契約すると、後から「これは別料金です」と追加されるリスクがあります。「一式」の危険性はリフォーム見積書の”一式”は危険で詳しく解説しています。電気工事と混同しやすい「諸経費」「現場管理費」の考え方はリフォーム見積書の「諸経費」「現場管理費」とは?で整理しています。

複数社へ同じ条件で一度に依頼して電気工事の単価を比べたい場合は、一括見積もりサービスを使うと入力の手間を減らせます。

リフォームの一括見積もり

※当サイトは費用比較ガイドです。特定サービスの断定的な推薦や、金額・効果の保証は行いません。

相見積もりで電気工事の妥当性を見抜くコツ

電気工事は会社によって単価も「分岐で済ませるか新規配線にするか」の判断も違うため、相見積もりで横並びにすると差が一目で分かります。

電気工事を正しく比べるには、次の手順が有効です。

  1. 増やしたいコンセント・スイッチ・照明の位置を図にして全社に渡す:口頭だと各社の前提がバラつく
  2. 1か所あたりの単価とか所数を出してもらう:総額でなく単価で比べる
  3. 配線方法(壁内/露出)・復旧費の有無を統一して確認する
  4. 専用回路や分電盤が必要かを各社に診断してもらう:必要・不要の判断が割れたら理由を質問する

条件を揃えた相見積もりの取り方はリフォーム相見積もりの取り方で、依頼先タイプの選び方はリフォームの発注先の比較で解説しています。電気工事だけを単独で頼むより、内装や水回りのリフォームとまとめて頼むほうが、出張費や養生費が一度で済んで割安になりやすい点も覚えておくとよいでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. コンセント1か所だけの増設でも頼めますか? A. 頼めますが、1か所だけだと出張費・諸経費の比率が高くなり割高に感じやすくなります。ほかに直したい箇所があれば、まとめて依頼すると1か所あたりの単価を抑えやすくなります。

Q. コンセント増設のDIYはできますか? A. 屋内配線を扱う増設工事は電気工事士の資格が必要で、無資格での作業は法律で認められていません。延長コードでの対応とは別物なので、増設は必ず有資格の業者に依頼してください。やってはいけない工事の考え方はリフォームはDIYとプロどっちが得?をご覧ください。

Q. 照明をシーリングライトに替えるだけなら工事は不要ですか? A. 天井に「引掛シーリング(ローゼット)」が付いていれば、対応器具は工事不要で取り付けられる場合があります。引掛シーリング自体がない場合や、ダウンライト・配線が必要な照明は電気工事が必要です。

Q. ブレーカーがよく落ちるのですが、コンセントを増やせば直りますか? A. コンセントの数とブレーカーが落ちる問題は別です。容量不足が原因なら、専用回路の増設や分電盤・アンペアの見直しが必要になることがあります。業者に容量を診断してもらいましょう。

Q. マンションでもコンセント増設はできますか? A. 専有部内であれば可能なことが多いですが、共用部に関わる配線や分電盤の容量は管理規約の制約を受ける場合があります。マンション特有の注意点はマンションリフォームの注意点をご覧ください。

まとめ:電気工事は「配線の通し方」で金額が決まる

コンセント増設・スイッチ・照明の電気工事について、要点を整理します。

  • コンセント増設は1か所5,000〜2万円前後、スイッチ交換は3,000〜1万円前後、照明取り付けは3,000〜1.5万円前後が目安
  • 同じ1か所でも「分岐で済むか」「壁内に新規配線するか」で金額が大きく変わる
  • 大容量家電の専用回路・分電盤交換・アンペア変更は別費用で要診断
  • 屋内配線の工事は電気工事士の資格が必要で、DIYは不可
  • 見積書では「か所数・単価・器具代・配線方法・復旧費」の内訳を確認する

電気工事は1か所の単価が小さいぶん「一式」でまとめられやすく、相見積もりで差が出やすい費目です。増やしたい位置を図にして同じ条件で複数社に出してもらえば、単価の妥当性が見えてきます。

費用全体の考え方はリフォーム費用の相場、内装とまとめて頼む場合は内装リフォームの費用相場、相見積もりの基本はリフォーム相見積もりの取り方で深掘りしています。あわせてどうぞ。

そのリフォーム見積書、相見積もりで比べましたか?

同じ工事でも業者によって金額は大きく変わります。「一式」の中身まで揃えて複数社を比べるのが、損をしない一番の近道です。

無料でリフォーム相見積もりを試す

※ 当サイトは費用比較ガイドです。特定サービスの断定的な推薦は行いません。